延々と説教や仕事論を語る押しつけ上司
仕事の飲み会で後悔する失敗をするのは、新人や部下ばかりではありません。
部下の気持ちを察することができずに、信頼を失ってしまった上司もいます。
押しつけ上司(1) 説教
飲み会で楽しいのは、何と言っても「喋ること」です。
お酒を飲めば饒舌になり、とても気持ちよく話すことができるでしょう。
上司の方は、部下を想って、
普段の仕事振りについて説教することもあるはずです。
忙しい職場では、1人に注意を向ける時間は少ないですが、飲み会であれば、特定の人物にじっくり時間を使えます。
そのせいか、ついつい盛り上がってしまい熱弁を奮っていませんか?
しかし、よく考えてみて欲しいです。
飲み会で説教をしても効果は薄いのです。
本来なら職場でするべきことを飲み会の場でやっているのですから当然です。
部下からしたら、楽しくお酒を飲む場で説教されては、気分が台無しになります。
部下に説教する立場の人は気分が良いでしょう。
お酒を飲みながら自分が思うことを好きなだけ言えるのです。
お酒だけではなく、自分の言葉にも酔っている状態なのは間違いありません。
このような説教も大切ではありますが、ほどほどに控えるようにしましょう。
一言二言の注意に留めて、後は飲み会としての時間を過ごすべきです。
それ以上の説教が必要なら、それは職場で行うことです。
押しつけ上司(2) 熱い仕事論を語る
また、熱い仕事論を延々と語り続けるのも良くありません。
その仕事論が、これ以上無いぐらい面白く胸を打つ話なら問題ないでしょう。
お互いに仕事論を熱弁する場合も良いです。
しかし、一方的に自分の考えを話すだけでは、聞く方は退屈してしまいます。
上司は、相手の話を聞いてあげるぐらいの余裕は持っておく方が良いでしょう。
相手の気持ちを無視した一方的な話は、部下の心を離れさせてしまいます。
自分はすごいと思っている人ほど、この一方的な仕事論を熱弁している傾向があります。
そして大抵の場合、その仕事論には同意できないことが多いのです。
部下が熱心に聞いているように見えるのは、お酒が入って酔っているからです。
裏では何を言われているか分かりませんので、延々と語り続ける人は注意しましょう。